炭焼き職人とは
「炭焼き職人」というのも、もちろん職業です。あまり一般的ということではありませんが、募集などもあるのです。
最近でもバーベキューや焼き鳥店などでは炭火焼きを売りにした料理が多くなっており、部屋の消臭効果などが期待できるメリットもあって炭への関心が再び高まっています。
そして世界一の炭焼きの技術を誇っているのが日本です。良質な調理燃料であり、消臭機能もある素材を作れる「炭焼き職人」にはどうやったらなれるのでしょうか。特別な資格というのは必要ないのですが、炭焼きの経験者に入門して、そこで知識と技能を取得していくというケースが標準的です。
炭焼き職人の収入というのはかなり幅が広いのですが、月額20万円程度を得ることができるようです。ただし、炭を作る窯の初期投資として300万円前後が必要で、作業スペースの確保も必要です。
本人の性格も大きく左右します。まず、山間部で古い木を決まった大きさに切る。それを窯で温度調整をしながら炭を蒸し焼きにする。2日間は寝ずの番をしながら、2週間程度を完成まで一人で没頭して行ないます。
こうした作業ですから、孤独が嫌な人では勤まりません。微妙な温度の加減などの集中力も求められます。